① HSP(ヒートショックプロテイン)による体の修復作業
② 部分的な血行不良の解消による凝りや冷え性の改善
③ 発汗による有害物質や老廃物の排泄
人は歳を重ねるに従って汗をかく習慣が減っていきます。
そして体が冷えて昔に比べて寒さに弱くなっていく自分を感じざるを得ません。
また病気を患った時には、特に発汗しにくいことが多々あります。
汗をかくということは、身体の中に蓄積された老廃物や有害物質を
外に出すための極めて重要な機能です。
私たちの毎日の食事は、全てが栄養になる訳ではありません。
必ず、老廃物や知らずに取り入れている有害物質が体をさまよっているのです。それを自然に外に出す方法は「尿」「便」そして「汗」の3つです。
マンマヒーリングセンターで行うセラピューテック温タッチ(温熱療法)は、
通常の汗線からの汗だけではなく、その奥にある皮脂腺から
発汗を促すことが出来ます。
実はこの皮脂腺からの発汗が極めて重要なデトックス=解毒作用なのです。
病気になりにくい身体を作り上げる方法の1つがセラピューテック温タッチです。
身体を温めると冷えが解消され、更に発汗させることで先程説明した老廃物や有害物質の排泄が促されます。
それはまさに身体の大掃除と同じです。特に病気を患っている場合は、身体を温めながら、
徐々に発汗させていくことにより、第一に免疫力の核になる白血球が増強されます。
そして免疫機能の一環として働くHSP(Heat Shock Protein)=熱たんぱく質が
このセラピューテック温タッチを行うことにより体内で増えることわかって来ました。
たんぱく質は私たちの身体を形成するために極めて重要な栄養素の一つです。
病気や障害は、細胞の中にあるたんぱく質の異常形状が原因で作り出されるのです。
HSPとはこのたんぱく質の悪い変化を修復してくれるのです。
温熱による抗酸化作用とホルミシス効果
温熱療法にはホルミシス効果もあります。
ホルミシス効果とは低線量の放射線により、身体の細胞に良い刺激を与え、代謝促進、再生を促す効果のことです。
この作用により、身体に害を与える活性酸素を除去する坑酸化酸素SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)や
GPX(グルタチオンペルオキシターゼ)も増加します。
つまり、体の抗酸化力が向上するということです。神経機能の回復や疲労回復には欠かせないものです。
またホルミシスで有名な玉川温泉や三朝温泉、オーストリアのガシュタイナー・ハイルシュトレンでは
多くの研究でその有効性が発表されています。
また、ホルミシス効果という言葉はアメリカのミズリー大学のトーマス・Dラッキー教授が
微量の放射線量は「体の健康に役立つ」と提唱したのが始まりです。
温熱とHSP(ヒート・ショック・プロテイン)
HSPとは正常に再生されなかった、傷ついた細胞を修復する働きを持つ
たんぱく質のことです。
私たちの体の細胞はたんぱく質で出来ています。
毎日生まれ変わっている細胞も、これが上手くいかないとたんぱく質が変性し、
癌や様々な病気の原因になってしまいます。
温熱で体を温めると、このHSPの体内生産が増加し、
10万種類以上あるたんぱく質の修復力を高めます。
ですからHSPを活性させることは、健康な日々を送るためには
とても不可欠なことなのです。
温熱と体内酵素の活性
現代生活の中で冷えの原因になるものは沢山あります。ストレスはもちろん、白砂糖、薬品、添加物、たばこ、冷房、酒などです。血行が停滞し、体が冷えている状態だと体内の消化酵素、代謝酵素の働きも悪くなります。その状態を放っておくと、消化不良や代謝低下を招き、栄養素の吸収不良、疲れやすくなり、免疫力の低下につながります。体を温めることで体内酵素を活発にさせ、体の機能を整えることが大切です。また体内酵素は37℃以上でより活性化します。風邪などで具合が悪い時に熱が出るのは、免疫力を上げるために代謝酵素を活性させようとしている自ら持つ自然治癒力なのです。
温熱と体温(あなたの平熱は何度ですか?)
不調を訴える人に共通しているのは低体温であることです。
あなたの平熱は何度ですか?
私たちの体温は36.5~37℃の体温の時、最も良く働くように出来ています。
体が働くということは、健康であり、気力も充実しているということです。
ところが、体温が1℃下がっただけで、免疫力は30%近く低下し、
基礎代謝も12%落ち、心身共に不調を感じやすくなります。
『医学大辞典』には未だ日本人の平均体温は36.8℃と記されていますが、
実際には大抵は36℃前後しかなく、むしろ35℃台の人が増えています。