『内観』とは一言で言えば心を内にむけること、自分の内面世界に注意、関心を持つことです。人間は誰でも反省する能力を持っています。
生まれてから今までに至るまでに自分の思った事、行った事、人からして頂いたこと、して返した事などを思いおこすことで、自分自身の思い癖、行動癖を把握することかできます。
更にその時の精神の動きが身体にいかに影響を及ぼすかを知るきっかけになります。このような問題を考える学問は精神身体学問と呼ばれていますが、昔の人がよくいう「病は気から」という問題です。
例えば嫌な事を聞かされた時には顔色がサッと青くなったり、血圧が上がったりする人もいます。
そのように心と身体は連動しているのです。身体の不調の原因を突き止めるには精神面の不調がいつ始まったのかということも
とても重要な要因になると考えられています。
また内観は病気の原因となる心的態度を知るだけでなく、心の浄化に最適な手段です。人は知らず知らずに他人を傷付けてしまうことがあります。また自分の気分や感情が沈んでいると、行動も消極的になり、マイナスの方向に向かってしまうものです。
立ち止まって、過去の自分の心の状態を観ることは未来の自分がどの方向に向いて歩き始めているのかを知る絶好の機会となるのです。
定期的な内観を続けると、心の中の心配や不安が和らぎ、体や心が軽くなり、心の底から喜びや感謝の気持ちが湧き上がって来るような感覚になります。この感動体験は素晴らしいものです。内観は自分自身の良いところを見出し、悪いところを見極め、そして心(意識)のデトックスをする事が出来る素晴らしいヒーリングなのです。
通常、内観は1週間近く泊まり込みで行いますが、時間が無い方には日常生活に支障をきたさない内観方法もご提供致しております。
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